
2025年6月15〜18日、オーストリアの首都ウィーンに滞在しました。(ドイツ旅と言いつつ、ドイツじゃなくてすみません)
ウィーンは言わずと知れた「音楽の都」。クラシック音楽好きなので、3泊のうち2夜はオペラ鑑賞、1日は街の中に残る音楽家たちの足跡を訪ねて歩きました。今回はその一端をお届けします。
✏️目次
国立歌劇場で「神々のたそがれ」

ウィーンに到着した6月15日は、ワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」第3夜「神々のたそがれ」を見に行きました。日本からの30時間を超える移動の後ですので、チケットを購入する際、かなり悩みました。
疲れている上に、上演時間は休憩を含め5時間半、体力的に大丈夫か。いや、そもそも、飛行機が遅れたり飛ばなかったりしたらアウトです。
でも、どうしても行きたかったので、無理を承知でチケットを購入しました。結論として、頑張って行ってよかったです。
座席の前に日本語字幕
ウィーン国立歌劇場での観劇は2019年以来、6年ぶりです。席に着くと、目の前にタブレットのようなパネルがあります。

字幕表示用で「神々のたそがれ」のワンシーンが写っています。この字幕板自体は以前からあったのですが……。

なんと今回は日本語字幕が!
おかげで十二分にワーグナー作品の深淵な世界を堪能することができました、
そして、歌手もオーケストラも、何もかも素晴らしかった。特にジークフリートの葬送行進曲は圧巻で、一生忘れられない体験となりました。

客席も大盛り上がり。最後のカーテンコールは、多くの人が写真を撮っていました。私も便乗。(上演中の撮影はNGです)
国立歌劇場で「ばらの騎士」

翌々日の6月17日は同じ国立歌劇場で、リヒャルト・シュトラウスの「ばらの騎士」を鑑賞。これは同年の日本の引っ越し公演でも上演されました。上映時間は休憩を含め4時間半。神々のたそがれほどではありませんが、こちらも結構長いのです。
オットー・シェンク演出が鉄板(追悼😭)
実は前にもウィーン国立歌劇場でばらの騎士を鑑賞したことがあります。つまり大好きな演目なのです。
演出も前回と同じオットー・シェンクです。残念ながら、この年の1月に94歳で亡くなられましたが、当時のウィーンの雰囲気を感じさせてくれるこの演出は鉄板。オシャレで楽しくて大好きです。
「ばらの騎士」オクタヴィアンがゾフィーのお屋敷に登場するシーンは、何度見てもホレボレします!
字幕表示の背景画像も美しい

字幕表示の背景にはオクタヴィアンが、ゾフィーに銀のばらを手渡すシーンが表示されています。この画像の美しさだけでもワクワクしちゃいます。

こちらも日本語字幕があり、おかげで一層楽しめました!
ウィーンでオペラを鑑賞するなら
価格:日本よりはるかにお得
「オペラは敷居が高い」と思われがちですが、ヨーロッパはオペラやクラシック音楽が生活に根付いていて気軽に訪れることができます。ウィーンはさすがに若干高めではありますが、それでも日本で引っ越し公演に行くのに比べればはるかにお得です。機会があればぜひ鑑賞してみてください。
服装:「少しきれいめ」でOK
服装は、プレミエなど特別な時を除けば、ジャケットやワンピースなど「少しきれいめ」で十分。
ジャージなどの部屋着や「短パン・ビーサン」みたいな格好はさすがにNGですが、私は「観光客だから」と開き直って、オフィスカジュアルくらいの普通の服装で行っています。ジーパン姿の若者もよく見かけますし、夫はジーパンで行きます。
若い頃はもう少しオシャレして行っていたのですが、60代になると、無理しないことも大事だなと思うようになりました。
ちなみに、靴はパンプスにしますが、バッグは旅行中ずっと使っている斜めがけバッグをそのまま使います。ファスナー付きの本革製バッグを選んでいるので、オペラ鑑賞も、観光スポットの人混みも、飛行機移動もすべてOKです。
もちろん、素敵なドレスや着物などの正装で鑑賞している方もいらっしゃいます。冬はクロークに、コートはもちろんブーツなどの防寒グッズも預けられるので、会場内ではエレガントに楽しめます。思いっきりドレスアップするのも楽しいと思います!
言葉の壁:120%楽しむコツは「予習」
よく「ドイツ語やイタリア語がわからなくても楽しめる?」と聞かれますが、ウィーン国立歌劇場では今回2演目とも日本語字幕がありました。ただし、どの言語の字幕があるかは、どうやら演目によって異なるようですので、日本語字幕がない演目もあるかもしれまん。
字幕があってもなくても、大切なのは事前の予習です。あらすじを知っているだけで、当日の感動が何倍にも膨らみます。おすすめは、日本語字幕付きの映像で一度ストーリーを追っておくこと。「この場面はだいたいこんなやりとりだったな」とわかっていれば、現地では言葉の壁を忘れて作品の世界に没頭できます。
演目選び:「お気に入り」が一番
おすすめの演目もよく聞かれますが、自分が好きなものを選ぶのが一番。今回の「ばらの騎士」はウィーンの香りがする舞台が格別なのですが、上演時間がそこそこ長いので、興味が持てるかどうかは重要なポイントだと思います。
まずは自宅で自分の「お気に入り」を見つけるのも楽しいですよ♪
座席選び:「見えにくい席」に注意
ウィーン国立歌劇場など伝統的なオペラハウスの場合、後方の席から舞台が見えない場合があります。購入時によく確認しましょう。
一般的に高額チケットの方が舞台が見やすく、音響もいいとされていますが、私の最近のお気に入りは上の方の階の最前列。舞台もオーケストラピットもよく見えるし、音響もよく、価格も抑えられます。階段で上がるのが60代にはちょっと大変ですが、たいていエレベーターもあります(混雑します)。
人気演目は早々に「sold out」になることも多いため、早めに公式サイトをチェックしましょう。
そして、オペラという「ちょっと贅沢」な旅ができるのも、コツコツ貯めたANAマイルを使った特典航空券で飛行機代を抑えているから。マイルには本当に感謝です。
我が家のマイルの貯め方はこちら👇から。
街の中にたくさんの音楽家の像
ウィーンはモーツァルトやブラームスなど、日本の音楽ファンにも人気の作曲家が活躍した街で、あちこちにゆかりの地や銅像があります。
ニューイヤーコンサートでも知られる楽友協会(ムジークフェライン)
カールス・プラッツにあるブラームスの像
ウィーン市立公園にあるヨハン・シュトラウス2世の像。金色に輝いていて、人気のフォトスポットです。ウィーンと言えばこれという感じ。
市立公園には他にも作曲家の像があります。
こちらはブルックナー。
シューベルトの像もあります。
ショパンのレリーフ。こちらはコールマルクト(デメル本店の向かい側の建物)にあります。ここにあった建物に1830年11月から1831年7月に住んだと書かれています。
ブルク庭園にあるモーツァルト像。赤い花で描かれたト音記号が印象的で、つい写真を撮ってしまいます。リンク通りにも面しているのでアクセスもしやすいですね。
そして、ベートーヴェン撮り忘れ!……次に来た時の宿題にします。
6月の爽やかな暑さの中、お散歩がてら作曲家の像にあいさつして回るなんて、ウィーンならではの過ごし方ですね。気持ちのいい季節にウィーンを訪れたらぜひお散歩してみてください。