
21年前の2004年、クリスマスシーズンに夫と2人でドイツを訪れました。その時食べたソーセージの味が忘れられずにいたのですが、ついに今回、再訪が叶いました。
世界最古として知られるレーゲンスブルクの店と、 世界的に広く知られるニュルンベルガーソーセージ。レーゲンスブルクでは、またもやクレジットカードが使えないトラブルも。対処の経緯も含めてレポートします。
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✏️目次
レーゲンスブルク
水害を何度も乗り越えた歴史的な店
最初に向かったのは、世界遺産の街レーゲンスブルク。ドナウ川のほとりに佇む「ヒストーリッシェ・ヴルストキュッヘ(Historische Wurstküche)」(Googleマップ🔗)です。「歴史的ソーセージキッチン」という意味の店名ですね。
建物は900年の歴史があり、レストランとして500年以上、ソーセージ店としても200年以上の歴史を誇ります。
11:00前に到着したので、まだお客さんはだれもいません。入り口に近づくと「どうぞどうぞ」という感じで中へ案内されました。
この日のバイエルン州は最高気温も氷点下の寒さ。完全武装の上着を脱ぎ、小物類も全て外して、着席しほっと一息。
店内の壁には、過去にドナウ川が氾濫した際の水位を示すラインが刻まれています。しかも、1度ではなく何度も水害に見舞われているのですね。それでもここで美味しいソーセージを提供し続けているなんて、素晴らしすぎます。
まさかの「現金オンリー」
注文するためにメニューを見ると、表紙にこんな表記が。
「Nur Barzahlung möglich」
「お支払いは現金のみ可能」という意味です。
えっっっ!?
実はこの日、券売機トラブルで予定外の現金出費を強いられていました。
マジですか……。何となく、観光客が多い店ならクレジットカードが使えるに違いないと思い込み、完全に油断していました。
手持ちのユーロを確認すると、絶対足りない。
慌ててコートや小物類を再び身につけ、店の人に「現金あまり持ってない。ATM探して、すぐに戻る」と片言のドイツ語で伝え、銀行を探しに出ました。
この日、1月5日は月曜でしたが、街はまだお休みモード。銀行が開いているかどうか……と思いながら、Googleマップで銀行を探し、近いところから当たっていくと、2カ所目の「Raiffeisenbank」(Googleマップ🔗)が開いていて、無事に現金を引き出すことができました。良かったー!
ちなみに私は三井住友銀行の国際キャッシュカードを持っているので、現金はいつもそれを使って現地の銀行で引き出します。キャッシングに抵抗がある方には、自分の口座から即時引き落とされるこの方法が安心です。
今回は50€引き下ろして9562円だったので、1€=191円くらい。クレジットカードと同じくらいのレートです。さらに引き出し手数料110円がかかります。
実は、よりお得に現金を引き出すためにRevolutも準備していましたが、設定不足で今回は断念。この失敗談はまた別記事で詳しく書きますね。
絶品の炭火焼きと甘口マスタード
最初の訪問から約30分。無事に店へ戻りました。
まずはビール。ヘレス「Jacob altbayerisch Hell」(0.33l)は瓶で、白ビール「Jacob Weizen」(0.5l)はグラスで供されました。
この後ニュルンベルクでもソーセージを食べることを考え、控えめに「8本」を注文。なんと、2人用にお皿を分けてくれました。
そうそう、これこれ!
日本の「ウィンナーソーセージ」に比べると倍ぐらいのサイズでしょうか。でもドイツのソーセージとしては小ぶりです。そして炭火焼きなのがポイント。マスタードはミュンヘンと同様の「甘いマスタード」です。
パリッとジューシーで、肉の旨みがしっかりしています。実は21年前、店舗だけでなく、クリスマスマーケットの屋台でも食べたのですが、同じソーセージなのに全然美味しくなかったんです。何が違うのかわかりませんが、焼く人が違うせい?と思っていたので、その味が伝承されているのかどうか少し心配していました。今回も、本当に美味しかったのでうれしい!
テイクアウトもおすすめ
お会計は合計€30.80。チップ込みで€35払ったと思います。現金引き出しの際のレート191円で計算すると6685円。
ここでしか食べられない味なので高いとは思いませんが、ドイツでソーセージといえば屋台やスタンドで買うファストフードなので、そう考えると高いかもしれません。
リーズナブルに味わいたい方にはテイクアウトがおすすめです。21年前には私たちもパンにソーセージ、ザワークラウト、マスタードを挟んだものを店先で購入し、厳寒のドナウ川のほとりでいただきました。外の空気と景色がさらに美味しさをアップさせていたようにも思います。
ニュルンベルク
「一番人気」のブランドソーセージ
次に訪れたのは、ニュルンベルク。
ここのソーセージは、2003年にEUのPGI(地理的表示保護)に登録された世界的なブランドです。PGIはシャンパンとかパルマハムが有名ですが、特定の地域と製法を守らないとそう名乗れない、というブランドです。
ドイツのソーセージではエアフルトのチューリンガーもPGI認定を受けています。チューリンガーも超美味です!
ドイツは各地に美味しいソーセージがありますが、チューリンガーとニュルンベルガーが一番人気を争っているという印象です。
しっかりした味わいでビールが進む
こちらの「ブラートヴルストホイスレ(Bratwursthäusle)」(Googleマップ🔗)では、入店時、店員産にクレジットカード決済可能と確認(笑)してから、安心して入店しました。
ミュンヘンの人気醸造所「アウグスティーナー」の生ビールを注文。今回、ミュンヘンでは飲んでいなかったので、ここで飲めてうれしいです。2人そろって2杯ずつ飲んじゃいました。
この後は特に食事の予定がないので、ニュルンベルガーは「10本」を注文。ハート型のお皿が特徴的です。そして、ザワークラウトだけでなくポテトサラダも付いてきました。これもうれしい。マスタードは普通の黄色いタイプです。
こちらの方がレーゲンスブルガーよりさらに少し小ぶりで、ぎゅっと詰まっている感じです。炭火の焼き色もスパイスも強めのしっかりした味わい。ビールが進みます!
意外にリーズナブル
レーゲンスブルクに比べると、こちらではビールを2杯ずつ飲み、ソーセージも2本多く、ポテトサラダも付いていましたが、お会計は€27.50。チップ込みで€30.00(5734円)をクレジットカードで支払いました。
この店でも、21年前はテイクアウトでいただきました。テイクアウトはより一層リーズナブルにいただけるのでおすすめです。
比べてみると
比べてみるとこんな感じ。コスト的にはニュルンベルクの圧勝です。
ニュルンベルガーは有名ブランドなだけあって、実はミュンヘンなどドイツの他都市でもそれなりに美味しいものがいただけます(とはいえ現地で食べると一層美味しいのは間違いありません)。一方、レーゲンスブルクのソーセージのあの美味しさは、あの店でしか味わえません。
ニュルンベルガーも美味しいし、この店はアウグスティーナーが一緒に飲めるのもポイントが高い。でも味はレーゲンスブルガーの方が好き、と夫と意見が一致したので、今度はちゃんと現金を準備して(笑)また訪れたいと思います。
アウグスティーナーなどミュンヘンのビールについてはこちらに書いています。
今回の教訓
現金は命綱:ドイツではまだまだ現金のみの店があります。また、システムエラーで急に現金不可となる場合もあります。少額の現金は常に準備しておきましょう(自戒を込めて)。ちなみにドイツ語で「現金」は「Barzahlung」「Bargeld」ですので、「Bar〜」と見たら「現金のみかも!」と思ってください。
ATMの場所をチェック: いざという時に近くの銀行を検索できるよう、Googleマップに慣れておくといいと思います。ちなみに「銀行」はドイツ語も「Bank」、「ATM」は「Geldautomat」です(Googleマップは「ATM」で検索できます)。
テイクアウトという選択肢: 21年前のように店先で買って外でほおばるのも、リーズナブルかつ最高です。次回はゆっくり訪問して、店内とテイクアウトと両方で食べたい!という密かな野望を、新たに持ちました。
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