
華やかなウィーンの年末年始。音楽と光に包まれて最高にロマンチック……ですが、旅行者には切実な問題が立ちはだかります。それは、多くのお店が閉まってしまうこと。
営業している店は少ないから大混雑。さらに円安だから高い!
ウィーンに滞在した2025年下旬のクレジットカード決済レート(為替手数料含む)は、なんと1ユーロ=約191円でした。そんなつらい状況下での楽しみ方と解決策をレポートします。
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✏️目次
ウィーンの伝統「ホイリゲ」再訪
新酒ワインと伝統的な食事
ウィーンに来たら外せないのが、自家製ワインと家庭料理を楽しめる居酒屋「ホイリゲ(Heurige)」です。
ホイリゲとは、ブドウ農家が自家製の新酒ワインを提供する酒場のこと。その年の新酒のこともホイリゲといいます。
今回の旅では、物価高と円安を警戒してほとんど外食しませんでしたが、ホイリゲだけは別。何度か訪れているお気に入りの名店「Alter Bach-Hengl」(Googleマップ🔗)を訪れました。
夜は混雑しますが、夕方に訪れたのでゆったり楽しむことができました。
赤いチェックのテーブルクロスが可愛い、伝統的なホイリゲの雰囲気。ホイリゲ(新酒ワイン)は小さめのジョッキで供されます。小さめとはいえ、普通のワインの倍くらいの量です。
席でメニューを見ながらいくつか料理を注文。
この店の看板メニュー。スモークポーク、ローストポーク、チキン、ソーセージ、ザワークラウト、ポテトの盛り合わせ(2人前)。
ピクルスや酸味の効いたポテトのサラダが付いてきました。これは以前には付いていなかった。ちょっとメニューを刷新したのかな。
ブロッコリー、カリフラワー、ナスなどの野菜のフライ。衣が薄く、まるで春野菜の天ぷらのような味わいです。タルタルソースを付けていただきます。
どれもボリューム満点なので、1皿ずつ注文して夫とシェアしました。
さらに違うワイン(普通に熟成したワイン)もいただきました。チップも含め、2人で合計€58(1万1091円)。ユーロで見るとそれほどでもないけど、円換算すると「高い!」って思います。もはや1ユーロ=200円というイメージ。円安かんべんしてほしい……。
リピートしたからこそ感じたこと
ここで少し正直な感想を。今まで毎回「びっくりするほど美味しい!」と感動していたこのお店ですが、今回は「……普通に美味しいけど、以前ほどの感動がない?」と思ってしまいました。
決してマズいわけではないのですが、経営方針やスタッフが変わったのか、あるいは自分の味覚が変わったのか。ファンだっただけに、少し寂しい再訪となりました。でも、今回たまたまそう感じただけかもしれませんし、次回もきっと訪れると思います!
ショーケースで指差し注文もOK
ホイリゲには指差し注文できるコーナーもあります。というか、むしろそれがスタンダード。




デパ地下の高級お惣菜店のようなラインナップです。見るからに美味しそう。並んでいる料理を見て選べるので、初めての方や言葉が不安な方にも安心です。
このコーナー、以前は現金のみでした(今回は確認せず)。利用の際はご注意を。
年末年始の救世主!ミレニアムシティのフードコート
アジアンパワーと謎の日本
ホイリゲのような伝統的な食事も良いですが、クリスマスから年末年始の滞在で本当に「神」だと感じたのが、宿泊ホテル「harry’s home Wien hotel & apartments」直結のショッピングモール、「ミレニアムシティ」のフードコートです。
街中が静まり返る中、ここは人であふれており、12月25日と1月1日以外は営業していたと思います(短縮営業あり)。特にアジア系のお店は、他の店が閉まっている時も開いていました。
大人気の回転寿司「ZUSHIMARKET」。お寿司は日本で食べるのが一番!と思っているので入りませんでしたが、いつ見てもにぎわっていました。
中には、こんなシュールな看板も。
焼き餃子の看板に、謎の「盆踊り大会」の文字(笑)。海外で見かける不思議な日本、嫌いじゃありません。
お寿司セットが「特上ランチ」価格
人気のお寿司。味もさることながら、価格が気になります。
看板に寿司セットなどの表示がありました。
その横に冷蔵ショーケースがあり、寿司類のパックだけでなく、日本のビールやラムネ、「餅セット」なるものも並んでいます。
そのお値段を整理すると……。
為替手数料を含むクレジットカード決済レートは、この時期1ユーロ=191円前後でした。その計算だと、寿司セットは2846円、カリフォルニア巻は2005円。
海外ではサーモンが人気だと聞きますが、それにしても、サーモンとかっぱ巻きが大半のパックで3000円近いとは……。日本ならちょっとお高めな回転寿司の「特上ランチ」が食べられそうな価格です。ラムネも764円だし。ここでも円安の影響を痛烈に感じました。
部屋食という贅沢
外は極寒、お店も限られる年末年始。私たちはフードコートで本格的なピザやカレーをテイクアウトし、ホテルの部屋でゆっくり楽しみました。
ピザ(マルゲリータ)
ピザ専門店「l’autentico🔗」のマルゲリータ。注文してから焼いてくれる本格的なピザです。日本だったらイタリアンレストランで食べるような味。しかも宅配ピザ並みに大きい。写真のマルゲリータは€12.90(2465円)でした。
カレー(ビーフ/野菜)


こちらはインド料理店「Chutney🔗」の本格カレー。写真左がビーフカレー、右が野菜カレーです。やはり本格的な味。両方で€20.40(3901円)でした。
ピザもカレーも専門店のクオリティでボリュームもあり、むしろリーズナブルだと思いました。
ホテル直結のフードコートにこれだけの選択肢があるのは、冬のウィーン旅行で最強のメリットでした。テイクアウトしても熱々で食べられるし、スーパーで買ったビールやサラダと一緒にいただいて、大満足でした。
フードコートの店舗一覧はこちら(英語)🔗。
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伝統の味とリアルを使い分ける
ホイリゲは「文化」を楽しむ場所。あの空間で新酒ワインを飲む体験は格別です。一方のフードコートでは、現在のウィーンの「食」のリアルを垣間見ることができました。
そして、ヨーロッパの年末年始は、大きな駅や大型施設の近くに泊まるのが安心です。 ミレニアムシティ直結のホテルを選んだ自分たちを褒めたい!と何度も思いました。
円安対策にはテイクアウトが最強。 無理に外食を続けず、フードコートとスーパーを賢く使いましょう。スーパーについては別記事に詳しく書いています。
今回お世話になった「harry's home」は、食事・買い物・移動のすべてにおいて「食事難民」を回避させてくれる最高の拠点でした。
\ 今回宿泊したホテルをチェック /
次回は、ウィーン土産をテーマに、あの老舗コーヒー店と有名店を詳しくレポートします。お楽しみに!
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