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ウィーンの記憶を巡る旅!映画「第3の男」の聖地とシュールなフロイト・グッズ|2025-26欧州周遊(ウィーン6)


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映画「第3の男」の聖地プラーター公園とフロイト博物館のグッズ紹介アイキャッチ

きらびやかな宮殿や、着飾った人々が行き交うオペラ座……。それらはもちろんウィーンの正装をした美しさですが、冬のこの街には、ふとした瞬間に立ち現れる「もうひとつの顔」があります。

それは、時が止まったような遊園地に息づく歴史や、知的な遊び心。今回は、映画や音楽の記憶が重層的に重なるプラーター公園と、「精神分析の父」ジークムント・フロイトの博物館を訪れました。

定番の観光ルートを少し外れて、ウィーンの素顔をのぞきに行きましょう。

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✏️目次

冬のプラーター公園

ウィーン2区に広がるプラーター公園。夏場の喧騒を脱ぎ捨てた冬の遊園地エリアは、どこか映画のセットのような、不思議な郷愁を誘う空間になります。

期間限定の「Wintermarkt」

プラーター公園で開催中のWintermarkt(ウィンターマルクト)の入り口訪れたのはクリスマスイブ。午前中に降った雪は上がったものの、空は厚い雲が垂れ込めています。

プラーターのWintermarkt(ウィンターマルクト)のイベント案内ポスター11月21日〜1月6日は「Wintermarkt(ウィンターマルクト)」の開催期間中。ライブステージや屋台の活気が漂っています。

1897年から街を見守る「大観覧車」

ウィーン・プラーター公園の大観覧車とメリーゴーラウンドプラーターの象徴といえば、1897年に皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の即位50周年を記念して建てられた大観覧車(Riesenrad)です。

プラーターの大観覧車乗り場入り口とTraditionのロゴ入り口の壁に「Tradition」と書かれている通り、これはただの観覧車ではありません。映画「第3の男」でハリー・ライムが冷酷なセリフを吐き、「ビフォア・サンライズ」の2人が初めて唇を重ねたいた舞台。映画史の聖地です。

冬の空を舞うプラーター公園のレトロでカラフルな空中ブランコ見上げると、空中ブランコが冬空を舞っています。数人の乗客を乗せて回転するその姿は、レトロな絵葉書がそのまま動き出したかのよう。寒さの中で楽しむ遊園地というのも、なかなか趣深いものです。

プラーター公園は、いわゆる「公園」かと思っていたのですが、本格的な遊園地で、多くのアトラクションがありました。敷地も広くてびっくり。

ブラームスが愛した散歩道と、旋律の記憶

遊園地を抜けると、Hauptallee(ハウプトアレー:中央通り)と呼ばれる巨大な並木道があります。かつてブラームスが、日課として思索にふけりながら歩いたといわれる道です。

ブラームスも歩いたプラーター公園の広大な並木道(ハウプトアレー)

写真👆はプラーターの遊園地とは別の日、快晴の午後に撮影しました。冬の裸木の影が長く伸びる光景はなんとも美しく、ここを散歩できるウィーン市民がうらやましくなりました。

プラーター公園内にある作曲家ロベルト・シュトルツの楽譜が刻まれた記念碑公園の一角には、「20世紀のヨハン・シュトラウス」と呼ばれたロベルト・シュトルツの記念碑。石碑に刻まれた流麗な楽譜にひかれ、つい足を止めてしまいます。

プラーターの大観覧車
🏠 Riesenradplatz 1, 1020 Wien(Googleマップ)🔗
・ウィーン観光局公式サイト(プラーターの大観覧車)🔗
・公式サイト(英語)🔗
・大観覧車の優先入場チケットを日本語で購入する🔗

 

フロイト博物館で「無意識」?のお土産

別の日には、ベルクガッセ19番地にあるジークムント・フロイト博物館を訪れました。プラーターの開放感とは対照的な、密度の高い知の空間です。

歴史を今に伝える「アルトバウ」

ウィーン・ベルクガッセ19番地にあるフロイト博物館の外観ここはフロイトが1891年から、ナチスの迫害を逃れて亡命する1938年まで過ごした場所。向かって左が入り口、中央がショップ、右手がカフェになっています。

入場するために、公式サイト(英語)🔗でオンライン予約しました。2時間チケットです。€15(2868円)でしたが、記事執筆にあたって確認すると€16に値上げしていました。ウィーン・シティカード割引や65歳以上のシニア割引などもあります。

フロイト博物館の窓辺に置かれた白い椅子とテーブル、アルトバウの室内意外にも(失礼!)世界中から訪れる人々で館内は大混雑。ふと視線を窓辺に移すと、伝統的な「アルトバウ」様式の建物の外に見える中庭の風景が、かつての診察室の面影を伝えていました。

この部屋で「夢判断」「精神分析学入門」などが執筆され、精神分析学の基礎が作り上げられたのかと思うと、感慨深いものがあります。

まさかのポップなお土産

展示を堪能した後に待っているのは、ある意味で展示以上にインパクトのあるショップコーナーです。偉大な精神分析医の概念を、これでもかとユーモアたっぷりに昇華したグッズが並びます。

フロイト博物館ショップに並ぶANALYSTやNARCISSISTのロゴ入りマグカップ棚に並ぶのは、「ANALYST(分析者)」や「NARCISSIST(ナルシスト)」の文字が書かれたマグカップ。これを友人にプレゼントすべきか、自分用にして誰かに突っ込んでもらうのを待つべきか……。

現代風にアレンジされたカラフルなフロイトの胸像やポップアートのグッズポップアート風に彩られたフロイトの絵や、ビビッドなカラーの胸像たち。「精神分析の父」というイメージが、良い意味で軽やかに裏切られます。

フロイトの診察用ソファ(寝椅子)が入ったシュールなスノーグローブ極め付けは、フロイトの代名詞とも言える「寝椅子(カウチ)」が閉じ込められたスノーグローブ……。なぜこれをスノーグローブにしたのか。その答えを考えること自体が、フロイト的分析への第一歩?

フロイトのイラストが描かれたポストカードとTシャツカウチのイラストが描かれたカードは、心理学好きの友人に最高のお土産、かも。

「Sit down, dream, relax!」

フロイト博物館カフェのテラスにある「Sit down, dream, relax!」の看板ショップに隣接するカフェのテラス席には、こんなメッセージが掲げられていました。

「Sit down, dream, relax!」(座って、夢を見て、リラックスして!)

混雑する館内や歩き疲れた散歩の終わりに、この言葉は最高の処方箋。難しい分析はひとまず置いておいて、ウィーンの空気に身を委ねるのが正解のようです。

 ジークムント・フロイト博物館
🏠 Berggasse 19, 1090 Wien(Googleマップ)🔗
・ウィーン観光局公式サイト(ジークムント・フロイト博物館)🔗
・公式サイト(英語)🔗
・入場チケットを日本語で購入する🔗

 

ウィーンの「内側」に触れる体験

今回巡った2つのスポットは、どちらもウィーンの「内側」にある歴史や文化を、押し付けがましくなく教えてくれる場所でした。

冬の凛とした空気の中で伝統を回し続けるプラーター公園と、偉大な知性をユーモアに変えて次世代へ繋ぐフロイト博物館。効率重視の旅では見落としてしまうような、この街の少しシュールで温かい内面に触れた気がします。

ウィーン観光に便利な「足」についてはこちら👇にまとめています。

歩き疲れたら、お待ちかねの「食」の時間。次回は老舗ホイリゲ再訪と、現代ウィーンの胃袋を支えるフードコートのリアルな姿をお届けします!

 

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