ねことドイツとANAマイル

60代の一人旅or夫婦旅 ANAマイルをためて毎年ドイツを旅しています

憧れのウィーンで「こうもり」観劇!大晦日のフォルクスオーパーを賢く予約する方法とチケット高騰の現実|2025-26欧州周遊(ウィーン5)


※当サイトには広告リンクが含まれています

ウィーンのフォルクスオーパーで大晦日に「こうもり」を観劇。最新のLED照明で輝く劇場の外観

ウィーンの年末年始といえば、真っ先に思い浮かぶのは音楽の祭典。
ウィーンフィルのニューイヤーコンサートが有名ですが、大晦日に上演されるヨハン・シュトラウス2世のオペレッタ(喜歌劇)「こうもり(Die Fledermaus)」は、この街の「年越しの顔」とも言える特別な公演です。

人気は年々高まっているようです。私は13年ぶりにウィーンで年末年始を過ごしたのですが、以前に比べて「チケット争奪戦の激化」と「価格の高騰」を感じました。

今回は、国立歌劇場のチケットが取れなかった体験、フォルクスオーパーでの素晴らしい観劇、そして現地滞在者だけが楽しめる「ニューイヤー」の過ごし方まで、最新のリアルをお届けします。

「ウィーンからブダペスト日帰り」はこちら🔗
この旅の全貌はこちら🔗

✏️目次

 

年末「こうもり」のチケット事情

tip-hint-catのアイコン13年前とは別世界!?

「こうもり」は夫婦そろって大好きな演目。ウィーンで年越しするからには、観劇しないわけにはいきません。

13年前にウィーンで年越しした際は、大晦日の昼と1月1日の夜にフォルクスオーパー、1月4日に国立歌劇場で「こうもり」を観ました。つまり計3回です(どんだけ好きなんだ?笑)。

この時は、大晦日の夜は高いのであえて外したのですが、今回は「やっぱり大晦日の夜に観たい!」と意気込んでいました。

というわけで、チケットの発売日については早々にチェックしていたのですが……。

13年前は多少の余裕を持って手配できたので、発売から数日後に予約しようとサイトを確認したところ、状況は一変していました。

list-check-catのアイコン 発売数日後の状況

  • 国立歌劇場(シュターツオーパー): 大晦日の夜の「こうもり」はソールドアウト。大晦日の
昼や前後の日程のチケットも、少し残っている程度。
  • フォルクスオーパー:国立歌劇場ほどではありませんが、以前と比べるとだいぶ早めに席が埋まっていました。
  • 価格の跳ね上がり: 13年前と比較して、チケット価格は国立歌劇場・フォルクスオーパー共に、さらに上昇していました。もはや富裕層がターゲット?

フォルクスオーパーでの観劇

市民に愛される名劇場

昼間のフォルクスオーパー外観。トラム停留所付近の景色と大きな木が目印写真は2019年に撮影したフォルクスオーパーの外観です。

ウィーン国立歌劇場は「世界三大オペラ座」の一つともいわれる超有名オペラハウスですが、一方、フォルクスオーパー(市民オペラ)は、その名の通り大衆的で、オペレッタやミュージカルが多く上演されています。

オペラは高尚?で難しいイメージがあるかもしれませんが、フォルクスオーパーはもっと気軽で楽しい感じ。それでいて「さすがウィーン」なクオリティです。むしろ最もウィーンらしいと言えるかもしれません。市民に愛される名劇場といったところでしょうか。

welcome-catのアイコン13年前にこうもりを聴き比べた際の感想は「国立歌劇場の方が歌手、オーケストラ、合唱のレベルが高い上に、舞台装置がとにかく豪華で素晴らしく、リッチな気分に浸れる。でもオペレッタとしての楽しさと役柄のイメージはフォルクスオーパーの方に軍配」でした。それぞれの楽しみ方があると思います。

アクセスと会場周辺、外観

12月31日の夜、フォルクスオーパーを訪れました。宿泊していたホテルの最寄駅「ハンデルスカイ駅」からUバーンのU6で一本。トラムの停留所もすぐ近くにあり便利です。

2024年撮影、最新のLED照明でパープルにライトアップされたフォルクスオーパーの外観劇場に着くと、紫色にライトアップされた外観が出迎えてくれます。写真は2024年3月撮影。2022-2023年の改修でLED照明が導入されたそうです。この華やかな光が年越しの気分を盛り上げてくれました。

座席や服装のリアル


チケットは公式サイト(ドイツ語)🔗で手配しました。英語ページもあります。言葉の不安がある方には、日本語で購入できるvienna-concert.com🔗がオススメです。

今回は、あえて一番上の「ギャラリー席」を予約しました。

フォルクスオーパーの上階席(ギャラリー席)から見た舞台とオーケストラピットの様子予約した最上階の席からの眺め。舞台全体とオーケストラピット、そして劇場の華やかな装飾が見渡せます。

search-discover-catのアイコン この席は9種類あるカテゴリーのうち上から3番目。価格は1人€150(2万7758円)でした。大晦日の夜でなければ半額程度(€80前後)です。日本での引越公演の価格と比べるとかなりリーズナブルです。

「上の方の席だと楽しめないのでは?」という心配は無用です。音響は素晴らしく、劇場全体の華やかな熱気を肌で感じることができます。

ほかにも立ち見席や、座ったままだと舞台が全く見えない席など、より一層リーズナブルな席もあります。発売日にすぐチェックすれば、予算や希望と相談しながら、自分にとって一番良い席を賢く選択できると思います。

「ドレスコードが心配」という方も少なくありませんが、普通のセーターとスカートで問題ありませんでした。上👆の写真で前方席の人の服装が見えるでしょうか。この日は大晦日のこうもりということで、普段よりおしゃれをしている人が多めな印象でした。

12月31日のフォルクスオーパー公演「こうもり」当日の配役表(キャストリスト)

こちらは当日のキャスト表。開演前に、当日の配役表をチェックして気分を高めます。

なんと、アイゼンシュタイン役がダニエル・シュムッツハルト、ロザリンデ役がアネッテ・ダッシュです。この2人がダニロとハンナを演じたフォルクスオーパーの「メリー・ウィドウ」が大好きなので、これは大きなプレゼントです。フォルクスオーパーにしてよかった!

そして、歌わない「セリフ役」の看守・フロッシュ役が女性です。これは面白い。フロッシュ役はフォルクスオーパー元総裁のロベルト・マイヤーさんのイメージが強烈なので、むしろ女性が演じて新しいイメージが作られる方がいいかも!

ただ、フロッシュのセリフの内容も一新されていたので、あまり理解できなかったけど……。まあ、この部分はいずれにしろ100%理解するのは無理なので、雰囲気が楽しめればOK。会場は大爆笑でした。

総じて期待以上に満足な体験となりました!

「こうもり」を100倍楽しむために

映像での予習が絶対おすすめ

「こうもり」は喜歌劇ですので、登場人物の複雑な関係やジョークが分かると、面白さが倍増します。
フォルクスオーパーでは字幕ドイツ語と英語の字幕が出ますが、細かいニュアンスを理解するのは至難の業です。

そこで絶対におすすめしたいのが、映像予習。

idea-catのアイコン日本語字幕が付いた映像でストーリーを頭に入れておくだけでも全然違いますし、「このシーンではこのやりとりが笑える」などと理解しておくと、地元の人たちと一緒に笑えて楽しい。「せっかく高いチケットを買ったのに、内容が分からなくて残念」という悲劇を避けるための必須投資と言えるでしょう。

何より「こうもり」は、誰もが聞いたことのあるチャーミングなメロディが散りばめられているし、ストーリーも含めて本当に楽しいのです。

おすすめのDVDはこれ一択。カルロス・クライバー指揮、バイエルン国立歌劇場の「こうもり」です。「こうもり」の楽しさや素晴らしさが全部詰まっています。

search-discover-catのアイコン オペラ鑑賞についてのTipsは、別の記事にも書いています。

ベルリンについてはこちら。

ウィーン国立歌劇場については、こちらに詳しく書いています。

「ニューイヤー」はホテルのテレビで鑑賞

日本とは異なる番組編成

ウィーン・フィル・ニューイヤーコンサートの会場、ムジークフェライン(楽友協会)の外観明けて元日。世界中が注目する「ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート」の当日です。写真👆のムジークフェライン(楽友協会、2025年6月撮影)で開催されます。

このプラチナチケットの抽選倍率は数百倍とも。とても入手できません。でも、現地にいるならテレビ鑑賞もまた格別な体験になります。

reading-learn-catのアイコン オーストリア放送(ORF)では、開演2時間前からヨハン・シュトラウス2世の紹介や、ニューイヤーコンサートに向けた指揮者の取り組みなどを追ったドキュメンタリーを放映していました。これがとても面白い!(日本でも放映してほしい)

 前夜のフォルクスオーパーの余韻に浸りながら、暖かいホテルの部屋で本格的な解説と共にコンサートを待つ。現地滞在者だけの特権です。

そしてなんと、同じ映像はシュテファン大聖堂前のパブリック・ビューイングでも観られるそうです。観光しながらニューイヤーコンサートが観られるなんて、やっぱり音楽の都は違いますね。

楽しみ方は人それぞれ

チケット代が高騰する中(というか、円が安くなっている影響も大きいのですが)、ウィーンの年末年始を賢く楽しむには、ちょっとしたコツがあります。

  1. ANAマイルを活用して航空券代をカットし、観劇チケットに予算を集中
  2. 
事前の予習で体験の価値を最大化
  3. 国立歌劇場とフォルクスオーパー、チケットの種類をうまく選び分ける

音楽の専門家でなくても、この「戦略」があればウィーンの年越しは最高に豊かなものになります!

announcement-loud-catのアイコン あわせて読みたい

次回はニッチな(笑)観光名所、プラーター公園とフロイト博物館についてです。お楽しみに!

我が家のANAマイルの貯め方はこちら🔗
この旅の全貌はこちら🔗